2019年振り返り
はじめに
なんかよく見たら 2年前の自分がちゃんと書いてるくせに 1年前の自分は書いてなくて、進化してるのか退化してるのかわからなかったので、今年からはちゃんと書こうと思いました。
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会社
マネジメント
マネージャーも3年目ですね。なんだかんだ、メンバーにも恵まれてるなと思うことが多いです。 メンバーがアウトプットを率先してやってるので、エンジニアコミュニティとして大きく形成されているなと思います。エキスパート同士が互いを教え合い、また競い合いながら目的を達成していくのは見てて気持ちが良いです。
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背中を黙って預けておけるメンバーなので、特にマネジメントの仕事と言ってもキャリアの相談や仕事の相談に乗って一緒に考えることはしてますが、やってることはその程度といえばその程度で、細かい事は任せてます。「『お前はどうしたいんだ』ってよく言うのか」、と聞かれますが、「メンバーがどうなりたいか」と「メンバーにどうなっててほしいか」というwill と期待の話はよくします。逆に言うと日々のマネジメントはそれくらいしかしてないです。
R-ISUCON で 1 位に
エンジニアコミュニティといえば社内でやってるイベントの R-ISUCON で 1位取ったりしました。
嬉しかったのは R-ISUCON やってたら ISUCON の予選を3位で通過したことです。自分が通過したことももちろん嬉しかったのですが、 R-ISUCON をやっていた他のグループも通過していてレベルが上ってることを感じました。
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関連会社の技術顧問になった
ニジボックスという弊社の関連会社の技術顧問も新規でやることにしました。
会社の技術的な質を上げるには、技術部分の底上げをすることとトップレベルを引き上げることの2つが重要だと思っています。
トップレベルを引き上げることは自組織のマネジメントで行っていますが、縁あって底上げをする役目も一緒に行うことになりました。といってもまだ10月からなったばかりなので、 JavaScript の研修を教えたり、そもそもコードを書く時に意識することを教えたりといった基礎的な所と意識的な所を教えています。
ニジボックスメンバー向けJavaScript Bootcamp2019 参加中! 技術顧問 古川陽介さん #Yosuke_furukawa を講師に丸一日プログラミングを学べるとあって、参加者の熱気もたかまっています🔥#ニジボックス #JavaScript pic.twitter.com/v3ScCBsSBO
— ニジボックス_UXデザイン (@nijibox_jp) 2019年12月23日
Chrome Advisory Board になった
Chrome にアドバイスする諮問委員会、 Chrome Advisory Board のメンバーになりました(正確には2018年から)。現時点では日本に 3 人の諮問委員会メンバーがいて、リクルートの他だと Yahoo! と Cyber Agent のメンバーがいます。活動としてはいち早く新しい Chrome の仕様を教えてもらって試して、使った結果をフィードバックするというのが主な仕事です。
AMP をやったり、 Next.js 使ったりしてるのはその辺があります。 Next.js に最近送った PR も AMP 系ですね。
そんな使い方があるのかーという、仕様の勉強にもなります。 Google のAMPの中の人達にこの手の活動を通じて気軽に質問できるようになったのは大きいですね。
next.js に出してた PR がマージされた。
— Yosuke FURUKAWA (@yosuke_furukawa) 2019年11月26日
Chrome Dev Summit で直接 Next.js の tim と AMP の Sebastian と話せたのほんと大きかったな。
この他にも Paul Irish に気軽に lighthouse の中身を聞いたり、実際にサービスを見てアドバイスもらったりできて良かったです。
Japan Node.js Association の活動
会社でやったこと以外にも自分が持ってる法人の活動も書いておきます。
JSConf.JP 開催
今年はなんといっても JSConf.JP 開催できたのが大きいです。
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今年の前半からずっと JSConf をやってたし、日本で JSConf が開催できたのは日本の JavaScript コミュニティ全体にとって良かったと思います。トークの内容もJSコミュニティを代表するにふさわしい内容だったと自負しています。
ただこれまで JSConf EU とかで登壇依頼してたのですが、来年はやらないので新しい場所に行く必要があるかも。。
あと、来年はなんと言ってもオリンピックがあるので、前回みたいな外部の会場を抑えるのは難しいかもしれませんね。。。 今7, 8, 9月にやる予定だったイベントが軒並み9月後半、10月、11月にずれてきてるという話なので、会場の検索中です。
ただ間違いなく2020年も JSConf はやります。
個人活動
会社、自分の法人以外の活動も書いておきます。
登壇系
技術的な登壇はもとより、マネージャーや組織づくり系の登壇、エンジニアキャリア的な登壇に呼ばれましたね。
- Global CFP Day
- Developers Summit
- EOF 2019
- React Meetup
- Node学園
この辺に呼ばれた(自分が話した)感じですね。自分の中で新しいなと思ったのは Global CFP Day と EOF 2019 ですね。
Global CFP Day は「海外登壇にチャレンジするにはどうしたらいいか」、というテーマでめっちゃ面白いカンファレンスでした。
このカンファレンスで紹介された「Present! A Techie's Guide to Public Speaking」という本は 海外カンファレンスのテックトークとはどういうものなのかを紹介した本です。かなり面白いのでマジでおすすめです。
EOF 2019 は自分がマネジメントでやってたことをちゃんと言語化した形になりました。
あまりちゃんとした形で表明してなったけど、自分は勉強会と同じ考え方でマネジメントしてるんだなという発見になりました。
執筆系
以下の場所に記事を寄稿しました。
- Software Design
- CodeGrid
マイクロサービスのつなげ方の章で BFF の話を解説させていただきました。 また、 CodeGrid は Node.js v12 - v13 で変わることの話をさせていただきました。
後半のマジで忙しい時に2連続で執筆依頼が来たのですが、これを断っていたら今回執筆ゼロだったので受けてよかったです。
OSS 系
最近ちゃんとコードも書いていこうという精神で、 Write Code Everyday に挑戦しています。まだ4ヶ月が終わろうとしてるところですね。マネージャーになったけど、コード書いていないっていうのは嫌だったので、コードも書くし、マネジメントもやるし、っていう精神でやっています。
OSS で言うとリクルートのライブラリで、 Specter を作ったりしていました。
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結構中身がわかってきたし、不具合も見えてきたので、 Next.js へのコントリビューションをもう少し本格的にやろうと思います。
Node.js core contributor としては活動が少し落ち着いてしまったので、もう少し復活させようと思います。
Podcast
fukabori.fm に出させていただきました。結構この活動がきっかけで周辺会社とも絡む機会を増やせると良いなと思っています。内容は社内ISUCONですが、かなりエンジニアコミュニティづくりに寄った話が多かった気がします。
Blog
この辺が盛り上がった気がしますね。もっと書きます。。。
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来年に向けて
明らかにブログが減ってしまっているのでまずはペースを2017年に戻したいのと、2017年は海外登壇も多くやっていたので、それも復活したいです。 Node.js は QUIC や ES Modules を起点にまたコントリビューションできる所見つけてやっていきます。
そろそろ新しい言語をまた覚え直すとかやりたいし、その一方で他の人達が新しいチャレンジしてるのも見てて面白そうだなと思うので、好奇心を原動力に2020年もまたがんばります。