Exploring Node.js Future というタイトルで jsconf.asia で発表してきました。

このブログ記事は Node.js advent calendar の 4日目の記事です。

qiita.com

いやーギリギリ 12/4 に間に合いました。

というわけで本題。

はじめに

Node.js の日本のコミュニティを3年運営して、色んな所で語ってきた僕だからこそ、 Asia の JavaScript コミュニティに対して語れる話があるんじゃないか、ということで jsconf.asia で Node.js の今後について話してきました。

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jsconf.asia とは

シンガポールで行われる JavaScript のカンファレンスです、 jsconf.asia という名前の通り、 JavaScript カンファレンスの Asia 代表版ですね。 今年で5年目らしいです。

jsconf っていうだけあって、 web 系の話かと思いきや、脳波測定とか、機械学習とか、IoTとかの話ありで、ごちゃまぜ感あって、すごく面白かった。

僕の発表

Node.js の機能の今後の話をしてきました。 Exploring Future Node というタイトルで、Node.jsのアジア代表のつもりで話してきました。

Node.js は今、『コアに色んな便利機能を追加しよう』とか『 cool な機能を増やしていく』ような事は避けていて、 "small core" を表明しています。一方で、 "small core" とはいえ、 Web Application 開発を重要視しております。

これを検討する上で、重要なのが "Web Standard" になります。 Web Standard の機能は追従するという姿勢でやっていて、例えば ECMAScript はもちろん、 国際化標準のECMA-402、ブラウザのAPIを決める WHATWG、 httpだったりネットワークだったりの標準化を決める IETF のやっていることをちゃんと core の中に入れていくという話です。

今回の資料はその現状と今後を見せた感じです。

今後の話で言うと今のところ一番ホットだと僕が思ってるのは、 HTTP/2 と ES Modules interop で、この2つは今後の Web Standard になりうる話題だと思っているので、かなり重点的に話してきました。

発表してきて

まぁやっぱり jsconf.asia 自身はすごく面白いイベントだったので良かった。2015年は NodeConf.EU で発表できて、 2016年は jsconf.asia で発表できたので、来年もどこか海外カンファレンスで発表したいと思います。