前回の記事でMongoHQとRedis To Goを性能比較してみました。
今回はそれを実行している時に発見したTipsを紹介します。(Herokuを使っている人には常識なのかもしれませんが。)
MongoHQにはHeroku上のデータにウェブからアクセスできる管理画面があるのに対して、Redis To Goにはありません。
どうやってデータ管理するのかというと、'heroku' コマンドのプラグインとしてredis-cliへ接続する方法があるので、それを使用します。
Redisインストール
redisをインストールします。ダウンロードページからダウンロードしてmakeすれば実施できます。
Redisインストール済みで redis-cliへのパスが通っていれば、このセクションは読む必要ありません。
コマンドラインから実行する場合は以下のようにしておきます。
$ wget http://redis.googlecode.com/files/redis-2.4.13.tar.gz $ tar xzf redis-2.4.13.tar.gz $ cd redis-2.4.13 $ make
もしも Windows 環境の場合は以下のダウンロードページからダウンロードしてインストールできます。
Downloads · dmajkic/redis · GitHub
インストールできたか確認するためには以下のコマンドを実行してください。
$ src/redis-server
[38875] 06 May 13:12:21 - DB 0: 1 keys (0 volatile) in 4 slots HT.
[38875] 06 May 13:12:21 - 0 clients connected (0 slaves), 1005520 bytes in use
こういう結果が出れば、ひとまずRedisインストールは成功です。
redis-cliへのパスを通しておきます。
デフォルトは[ダウンロードされた先]/src/redis-cli にあります。
以下のやり方で通しても良いみたいです。
$ sudo cp redis-server redis-cli redis-benchmark /usr/local/bin/
詳細はココを参考にしてください。
Redis To Go
Download – Redis
heroku-redis-cliをインストールする
以下のコマンドでインストールできます。
$ heroku plugins:install https://github.com/rapportive-oss/heroku-redis-cli.git
herokuコマンドのバージョンが古いとエラーになる可能性があるので、(自分の環境では一度エラーが出ました)上のコマンドでエラーになったらupdateしてから最実行してください。
$ gem update heroku
インストールに成功したら、デプロイしているアプリケーションのフォルダへ移動してください。
以下のコマンドが実行可能になっているはずです。
$ cd <application_root> $ heroku redis:cli
実行すると、redis-cliと同じコンソールが使えるようになります。
また、他にも以下のコマンドが実行可能になります。
heroku redis:monitor - 現在Redisで実行されている操作がリアルタイムで表示される heroku redis:info - Redisのリソース状況表示
もしかしたらもっと簡単な方法があるのかもしれませんが、これでRedisの状況が見れたり、直接データが操作できるのは嬉しいです。
詳細はrapportive-oss/heroku-redis-cli · GitHubを参照してください。