第三回 Play Framework 勉強会に行ってきました。 #play_ja
Play Framework勉強会に行ってきました。
最初は補欠で、キャンセル待ちが20人以上いる様子だったので、諦めていたのですが、繰上げで入れました。
Playアップデート by @ikeike443さん
発表資料:play-ja
Playコミッターからのアップデートの話。
数字で見るPlayでは、ここ2年間で急激にML登録メンバーが増えており、6300人を超える勢い。
また、githubのwatch数等も急激に増えており、世間的に注目が集まってきている技術になっている。
Play2系からはNetty+Akkaで非同期I/Oの徹底を図っており、よりモダンな設計になってきていると言えます。
また、Play1系もまだまだアップデートの予定があり、サポートは続いていくようです。
Play2.0+JavaでAPIサーバを開発しているiPhoneアプリの紹介 by @i2keyさん
発表資料:Play2.0+Javaでサービスを本番稼働させた話 #play_ja
とりあえず、お約束として、ATTACCA最高!
AttaccaというWebアプリケーションをPlay 2.0で作ったという話。
以前の会社ではExcel駆動開発という「エクセル方眼紙からどーんとJavaソースを自動生成してばーん」な感じの開発を
していたけど、転職してからはPlayを使って機動力重視の開発をしたという話。
REST APIサーバとしてだけPlayを使用し、Amazon Dynamoラッパーを使用して永続化する構成でした。
Attacca自身もiTunes APIを使って曲紹介をするサービスらしく、ちょっと使ってみたいと思いました。
Play20 + Scala について by @tototoshiさん
発表資料:Play20 + Scala
Play2の欠点を突く話。
Scalaを使ってWebアプリケーションを作るにはliftとかの選択肢もあるけど、それに比べてPlayだと遥かに楽。
楽だけど、、、
・JSON定義面倒。
・dbplugin, evolutionsともにコネクションリークがある。
・ScalaTemplate は色々微妙。
などの欠点がある。
正直まだまだ使い込みが足りないのでみんなで揉んで上げましょう、という総括でした。
全発表中一番ためになったかも。
もっと使わないとなぁ。
名言:「テスト書かないのは人間レベルに達していない」
2.0Javaのオススメと、1.2からのアップグレード by @kara_dさん
発表資料:第3回Playframework勉強会 2.0Javaのオススメと、1.2からのアップグレード #play_ja
Play1.2系とPlay2.0系の変更点を洗い出して、アップグレードに何をするべきかを包括的に説明した話。
Xtend知ってたけど、使ったことなかったなぁ。
なんとなくだけど、Play1系 = Java。 Play2系=Scalaのイメージがあったけど、Play2系でもJava使えるというのは
Javaのブランドもあって良い選択なのかも。
Play2.0 + Scala での開発事例 by @ daiksyさん
発表資料:Play勉強会 第3回
乙女ゲーを支える技術、という事で乙女ゲーをplay 2.0で作ったという話。
フロントエンドはロードバランサーを使ってamazon ec2 × 2に分散、ec2内ではplay2.0 + scalaが動作。
バックグラウンドはMysql + amazon S3 + elasticache + fluentd使用している
とのこと。
ガラケー、スマホの同時リリースを実施しているという事で文字コード問題にも対応。
また、個人的に一番play2.0の問題かもと思っている、ScalaTemplateをデザイナが触れないという問題に対して、
play-velocity-pluginを作ることで、デザイナさんが慣れているvelocityで実施。
やっぱり、htmlいじったらコンパイルしなきゃいけないのはちょっと微妙だよね。。。
LT大会
発表内容 | 発表者 | 資料 |
ドキュメント翻訳について | @garbegetown | About playdocja |
Play2.Xドキュメント翻訳について | @masahito | Play2 translate 20120714 |
plugin 開発の導入 | @seratch | プラガブル Play20 Scala |
Play1.2.X系+Scalaの話 | @たけぞう | - |
Play20-auth の話か DDD on Play20 みたいな話 | @gakuzzzz | 無題プレゼンテーション - Google Docs |
おしべめしべシステムからplayをはじめよう | @puriketu99 | おしべめしべLt |
garbagetownさんのライブアップデートはすごかった。
その場で Play 2.0.2にplaydocja.appspot.comをアップデートしていて、かなり盛り上がった。
また、masahitoさんに初めてお会いできて、挨拶もできたので大満足。
攻めの翻訳、ドキュメントに書かれていないことも積極的に使って自分たちで埋めていく姿勢を取りたい、という意思を見せていただきました。
お二方に翻訳などでもっと貢献できるといいなぁ。
他の話も面白かったのですが、特に面白かったのはおしべめしべシステムですね。
Herokuとamazon ec2を最大限に活かすためのシステムで、
Heroku側をplay2.0をインストールしたフロントエンドとして使い、
Amazon EC2側を永続化などを実施するバックエンドとして使うという思想で、
お互いの良い所どりをしていました。
playだけじゃなく、herokuでサポートしている環境ならどこにでも活きる考え方だなぁと。
こういうPaaS、IaaS間を良い所どりして実現する思想が今後流行りそうだなと思いました。
まとめ
Play2.0は荒削りな感を多々受けますが、そこをもっと磨いて行きたいですね。
せっかくなので、またなんか作ってみようかな。
togetter: 2012/07/14 第3回Playframework勉強会 #play_ja - Togetter