東京Node学園 15時限目を開催しました


東京Node学園 15時限目を開催しました。

ちょうど前回の学園祭から4ヶ月ぶりで4ヶ月も何もしないとかなり濃厚なネタが揃っていました。

既に素晴らしいレポートがいくつも上がっているのでそちらも参考にしてください。

東京Node学園 15時限目に行った - axross blog

東京Node学園15時限目 アウトラインメモ | Web Scratch

io.js について by @yosuke_furukawa

僕からの発表。個人的には僕がNode.jsユーザーグループ代表になってから一番大きなニュースだったのかなと思っています。
僕の知る限りの内容と実際に使うとどう変わるのかを中心にお伝えしました。

この勉強会から一週間経過して、io.jsのニュースも増えています。僕らの活動の一つとして、翻訳活動があるんですが、既にio.jsの日本のページもできています。

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また、io.jsのニュースをタイムリーにお届けするために blog.iojs.jp を作りました。ここで毎週起きているweekly updateやio.jsとnode.js foundation の現状のニュースを伝えたいと思っています。

そして、今まさにそういうio.jsで起きている事について iojs-jp.slack.com で議論をしています。本 Slackに入りたい方はに一声かけていただくか、yosuke.furukawa @ gmail.com にメールを送っていただければ対応します*1


extensible web by @Jxck_

Jxckからの発表。extensible web に関しての話と、今現在Fetch を isomorphic に作っていて、isomorphic な Fetchが完成すればテストを含めた完璧なXHRができるっていうことを教えてくれるスライドだった。

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extensible web 自身はローレベルなAPIセットを揃えることでハイレベルな機能を実現しようとする試みで、ローレベルなAPIセットを揃えれば後は僕ら開発者が思う機能(capability)をブラウザに実現していける。もちろん、ローレベルなAPIだけでは誰でも使いやすい機能にはならないけど、コードを書くだけで仕様に貢献できるのは大きい。


Extensible Web を支える低レベル API 群 - Block Rockin’ Codes


WebSocketの圧縮機能とSocket.IO by @nkzawa

permessage-deflateというWebSocketの通信毎に圧縮を行う仕組みを ws モジュールで実装した話。これにより(現時点では chrome 限定だけど、) WebSocketの高速化が見込めるのと、socket.io の v1.4 からはデフォルトで有効になるため、socket.ioのバージョンをアップグレードしたらこの高速化が使えるようになるという話。

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こんな感じにsocket.ioのAPIを設定すれば使えるようになる(予定)。


Code On Mobile by @dai_shi

Codeをスキマ時間を見つけてモバイル上で書くことを目標にしたプロダクト。かなり気合が入ってて、モバイル上のエディタに on the fly で直接記述できるようになってた。diffを確認したり、commitしたりできてすごく面白そうだった。

CodeOnMobile

今できる通信高速化にトライしてみた by @shibu_jp

ずっと社内で秘密にしてきた shibu_jp の通信高速化の話。LZ4 + gzip の組み合わせにより、JSONのような繰り返しの多いデータなら圧縮率が上がってデータ量がかなり削減されることを発見。これにより、帯域の節約になり、通信が高速化される。

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JavaScriptだとLZ4の解凍に200msはかかってしまうので、速いネットワーク環境下だと遅くなることもあるが、3Gでは速くなる。また、JSじゃなくて、ネイティブで実施する分にはLZ4の解凍はさらにはやいので、ネイティブアプリでは速くなることも予想される。

Socket.ioを使ってライフゲームで遊ぶ by @tako_black_

ライフゲームをsocket.ioで作ったのでみんなで遊びましょうという話。

コードも公開されてて、socket.ioのイントロとしても役立ちそう。

まとめ

次回は4月にまた行います!その時にまた会いましょう。

*1:slackinっていうslackのinvitationをおくる奴を使ってたんですが、slackがこのinviteの仕様をコロコロ変えるのでメールが送られてないことがあります