あと一ヶ月、早いものです。 というわけで、Node学園祭の 2016 を開催します。
今回のエントリはNode学園祭内でどういうことをやるのか事前にシェアしておくことで参加者並びに発表者の皆様にスムーズな参加を促すための紹介エントリです。
今回のコンテンツの紹介をします。
今回は2 days!!
今回は2日開催します。土曜と日曜日、土曜日がNodeSchoolを中心としてワークショップ形式のコンテンツです。日曜日がNode学園祭のキーノート形式のコンテンツです。
これまで1dayだけで濃縮させて実施してたんですが、さすがに無理があると思ったので2daysに分けることにしました。
1st day
まず、初日は dots で開催します。NodeSchoolや NodeDiscussionや CodeAndLearn 等、ワークショップコンテンツが豊富に配置されています。
NodeSchool
NodeSchool は基本的に Node.js 触ったこと無いという方に向けてのチュートリアルです。下記のコンテンツを提供する予定です。
- javascripting (JavaScriptのワークショップ、変数宣言から関数定義とかifとかforの書き方まで含まれてる初心者向けワークショップ)
- learnyounode (Node.jsのワークショップ、NodeのAPIであるfsやhttpを使って実際にNode.jsでCLIを作ったりサーバを作る初心者向けワークショップ)
- how-to-npm (npmのワークショップ、npmのコマンドの使い方と基本的な一連の流れを学べるワークショップ)
- learnyoureact (tako_blackさんが作った React を学べるworkshop)
- tower-of-babel (僕が作った ES2015/ES6を学べるworkshop)
- electronica (僕が作った Electron workshop)
ふつーの javascript ワークショップから npm, babel, react, electron といったコンテンツがチュートリアルとして実施されます。もしかしたら講師の方から新しくワークショップが追加される可能性もあります。
NodeDiscussion
NodeDiscussion は前回と同様、今回来てくれる James Snell, Bradley Meck, Mathius Buus, Yoshua Wuyts, Cheng Zhao, (maybe Douglas Crockford) に対して日本の皆さんからの意見を言う場を提供しています。前回と回答してくれる人が違う分、得られる回答も違うと思います。
James は Node Core Memberであり、いま Node の HTTP2 in core を進めている人でもあります。 Bradley は ES Modules との interop を取ろうとするためのプロポーザルを書いている人物です。 Mathius は Stream Hacker の一人です、さらにたくさんのnpmリポジトリを書いています。 Yoshua は choo というフロントエンドフレームワークを書いている人の一人だし、 Cheng Zhao 氏は、 Electron の作者です(あともしかしたら Douglas Crockford 氏も Discussion に参加してくれるかもしれません(スケジュール次第))。
豪華メンバーで今の Node.js に求めるものが何なのかを検討していく会にできればと思っています。
Paypal/BrainTree Workshop
今回はクレジットカード決済の PayPal から2つワークショップが追加されています。Paypal の使い方から BrainTree っていうサーバにクレジットカード情報を送らずともクライアントだけで決済完結できるためのライブラリの使い方までみっちりと紹介してくれます。
実際お金系の取り扱いはどうしても難しいところでもあるし、うっかりすると致命的な問題を引き起こしてサービス停止する可能性もあるので、これを機に是非学んでみることをおすすめします。
CodeAndLearn
今回のチャレンジングコンテンツの1つです。 CodeAndLearn は実際に node.js のコアリポジトリにコントリビュートしてみるというワークショップになっています。
Node.js のコアリポジトリへのコントリビュートの仕方は以前に記事で紹介しました。
yosuke-furukawa.hatenablog.com
しかしながら、実際にコントリビュートをしてみようと思うとそこのポイントを探すところからが難しく、"はじめの一歩"を踏み出す勇気も必要だと思います。今回の CodeAndLearn はこのはじめの一歩をみんなで学べるようにするためのワークショップです。こちらで「この辺りコントリビュートしやすいよ」的なポイントはまとめておきます。是非この機会にコアにコントリビュートしてみましょう。
LTs on 1st day
LT 大会も用意しています。初日はどちらかと言うとワークショップを中心としているので、LTもコアなネタは避けて割りと初級から中級者向けのトークを揃えました。
是非参加してください。
2nd day
2日目は例年通り CyberAgent で開催します。初日と2日目で場所が違うので気をつけてください。初日はdots、2日目はCyberAgent のある mark city で開催します。
今回、トーク応募がなんと60通近く来ており、その中からゲスト分を省いた12個のトークを選ばないといけないという状況でした。どのトークも面白そうだったのですが、スタッフ数名からのvoteとトークテーマの偏りを是正しつつ、なるべく新しく話してくれる人にフォーカスを当てる等、色んな気を使いながら選びました。選ばれなかった方は申し訳ありません。
特に海外からの応募が多く、全体的に英語セッションが多いので国際カンファレンスのようになっています。もうNode学園祭は日本のローカルミートアップではなくなり、「国際カンファレンス化してきている」というのをひしひしと感じます。
keynotes
さて、どの発表も濃いのですが、今回は Douglas Crockford 氏の基調講演があります。 Douglas Crockford 氏といえば、 The JavaScript Good Parts という本を書いた著者であり、 JSON という今ではほぼデファクトスタンダードになっているフォーマットを広めた人であり、 jslint という Linter の基礎を作った人でもあります。ECMAScript version 4 の仕様に終止符を打った人物でもあります。伝説のような開発者です。
どういう話をするのか、僕にもまだ明かされていません。僕も楽しみです。
他のトークは全て2本のトラックが並列で発表されています。朝から夜までぶっ通しでトークがあって、非常に楽しみです。 どのトークも胸を張ってオススメできます。今回はテーマのバランスを取るつもりでフロント向けのトーク(Vue.js/React/choo/PostCSS)もありますし、Nodeコアなトーク(WebStandard on Node/ES Modules)もあります、Electronなトーク(The Evolution of Electron)もあれば、ハードウェアハック(ファミコンハック&ラジオハック)もあります。サーバーサイド向けには GraphQL や now といったトークもあります。JavaScript のコアなトークもあります。分野の広い Node.js らしく、色んなテーマがごった煮で聞ける良い機会だと思います。
午前中に6本のトーク、午後は基調講演含めて13本のトークがあります。
かなりギュウギュウに詰めてしまったので見る方は大変かもしれませんが、この機会じゃないと見れないトークも多いので是非是非チェックして帰ってください。
LTs on 2nd day
2日目の LT も用意しております。2日目は初日とは違ってかなりコアな内容のものも増やしました。
懇親会
懇親会ではいつも通りコミュニケーションを中心とした懇親会をします。 いつもの通り、飛び込みLT大歓迎ですし、これを機会に海外ゲストと熱いトークをするのもおすすめです!
是非参加してください!!!